テニスの知識
テニス技術HOW TO紹介(初心者の方向けの知識)
1フォアハンド
2バックハンド
3ボレー
4スマッシュ
5サーブ
6レシーブ
7戦術
1.フォアハンドストローク
テニスにおいて最も使用頻度の高いストロークです。このフォアハンドストロークの技術の良し悪しでテニスの大体の結果が決まるといっても過言ではありません。特に初級から中上級位までなら、なおさらその割合は高くなるでしょう。フォアハンドストロークにはトップスピンとスライスという2つの技術がありますが、現代テニスではトップスピンが主流となっています。
フォアハンドストローク技術
ボールを進行方向へと転がす回転を与えるテクニックのため、スイング方向はボールに対して下から上にとらえることが基本となっています。ラケット面はやや下向きから垂直に近い状態でとらえることで、擦れたあたりではなく、しっかりとした打球になるでしょう。スイングスピードもやや速いほうが安定しやすく、逆に遅いと回転にインパクトのエネルギーが奪われるため、思ったよりも飛ばないという感覚があると思います。
2.バックハンドストローク
バックハンドストロークには、シングルバックハンドストローク(片手打ち)とダブルバックハンドストローク(両手打ち)の二つがあります。ひと昔前まではシングルが主流でしたが、最近ではテニス人口の10%に満たないくらいしか見かけなくなりました。これは両手打ちのほうがフォアハンドストロークに近い感覚で打てることから、覚えが早い、より強いボールを簡単に打てるということでしょう。バックハンドストロークもフォアハンドストローク同様にトップスピンとスライスの2つがあります。両手打ちでは片手打ちと違い、リーチが短いため攻撃的なショットを打つにはトップスピン、守備的なショットを打つ時はスライスと使い分ける必要があるでしょう。
バックハンドストローク技術(トップスピン)
フォアハンドストローク同様にスイング方向は下から上。打球面はやや下向きから垂直がよく、下を向きすぎて、擦れた当たりにならないように気を付けましょう。両手打ちは片手打ちよりもスイングのスピードが出しづらいので、しっかりと体を回してスイングスピードを出せるようにします。また、リストを柔らかく使うこともコツです。
バックハンドストローク技術(スライス)
ボールにバックスピンを与えて浮力をつけることでより少ない力でボールを返球することができます。飛ばしやすい反面トップスピンのように強打すると、アウトする危険があるため、ゆっくりとしたペースを作りたいときやディフェンスの意図をもって使われることが多いようです。打ち方は、ボールに逆回転を与えたいので、上から下のスイング軌道でボールをとらえ打ちたい方向へフォロースルーをとるようにします。打球面は極端に上を向いてしまうと、上に打ち上げてしまうので、インパクトではやや上向きから地面に対して垂直に近い状態でとらえます。